岩手県生まれ岩手県育ちの私は、栄養士を目指して会津の短期大学に進みました。当然、短大に入学した当初は自分が会計事務所で仕事をすることなんて、全く想像していませんでした。
しかし、短大時代に一緒に栄養士の勉強をしていた友達が突然「会計事務所の仕事に興味がある」と言い出したのがきっかけで、なぜか一緒に簿記の勉強を始めることになりました。もともとコツコツと作業をすることが好きな私は、仕訳を1つずつ丁寧に積み上げて、最終的に決算書をピタッと合わせる簿記の勉強にハマっていきました。
仕事をするなら「好きを仕事にしたい」と考えた私は、就職活動では簿記が生かせる業種、その中でも、あのとき友達が教えてくれた会計事務所を志望することになりました。友達に誘われなければ、簿記に出会うことも、ましては堀江会計事務所に勤めることもなかったことを考えると、その友達には感謝ですね。
入社するにあたり、学生時代に簿記3級の資格を取ってはいましたが、その知識だけでついていけるのか、はじめはとても心配でした。しかし、入社後、先輩や上司から専門用語や税の仕組みについて教えてもらいながら仕事を進めることが出来たので、入社前に抱えていた漠然とした不安は消えました。
私が仕事をしていて感じるのは、「疑問に対してわからない状態で放っておかない」という事務所全体の姿勢です。質問には分かりやすいように例題等を用意し、最初から最後まで教えてくれるので安心感があります。ある日、申告書の作成中に「ここの意味がわかりません」と尋ねると、部長が「じゃあ、今から研修会しようか」と新入社員を集めて教えてくれたことがあって、とても嬉しかったことを覚えています。コロナ禍での給付金や助成金の申請についてもすぐに研修を開いてもらえます。新しい情報も事務所全体で共有しながらできるので、安心して仕事が進められています。
1つのグループが4~5人という机の配置になっており、先輩や上司との距離が物理的に近く、疑問点をすぐに聞けるのも助かっています。仕事中に私の手が止まっていたりすると先輩が気づいて「大丈夫? いつでも聞いて」と言ってくださるのですごくありがたいです。
もともと私は人に何かを聞いたり、人と接したりすることは得意ではありませんでした。どちらかというと学生時代は自分から積極的に動くタイプではありませんでした。しかし、社会人になってからは、後回しにせずにすぐに終わらせることを意識するようになりました。仕事をしていく上でわからないことは、自分から担当者や上司に確認して早く確実に仕事を進めることが大事だと考えるようになりました。また質問するときには、何度も同じことを聞かないようメモを取り、忘れないうちにすぐに取り掛かることを意識して繰り返しています。
研修会や上司から教えていただいたことが、実際にもう一度出てきたときに自分だけで解決できたときは、地道に積み重ねてきた仕事の知識がだんだん増えてきたのを実感できるときは嬉しいですね。
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